小鳥遊ひよ『王子様の猫』
執着愛のティーンズラブ! その名もソーニャ文庫~!
その創刊時の一冊。
あれから大分たって、うちの本棚はソーニャだらけになりました(好みが丸わかりですね)。
初心忘れるべからず。本日は、小鳥遊ひよさんの『王子様の猫』のご紹介です。
あらすじ
記憶を失い、森をさまよっていた少女リルは、王子サミュエルに「猫として」拾われる。
人里離れた離宮でリルを溺愛するサミュエル。
2人はやがてお互いの身体に溺れいく。
けれど、リルの過去を知る人物の出現によって2人の関係は軋み出して…?!
感想、雑記
監禁、ヤンデレいいですね〜〜
リルが過去を思い出さない限り、2人だけの世界に閉じこもっていられる。
だけど、外の世界は着実に姿を変えていて…と、初めから破滅が見えている2人の関係。
ただ、当て馬ウィリーの豹変が唐突すぎてポカーン。
あんた、そんなにセックスしたいの?と。
やはり、長い横恋慕の末に襲いかかってしまう、とかじゃないと理由が弱いかなと思いました。
あと、ヒロイン可愛かった(男性向け的に)
おにゃのこ好きには堪りません!
私は大好物でした。
そして最後のオチ…好き嫌いがとっっても分かれると思います。
ネタバレになるので避けますが、なるほどなーと。
そーオチ持ってくかー!と。
ある意味ハッピーエンドですが、鬱エンドです。
ただ私は、すごーーーく好きでした(ニッコリ)
エッチはかなり濃厚です。
無理矢理なプレイもあり。
リルもサミュエルも、互いに幼いまま隔離されたので、幼い、動物的とも言える情事です。(メイドが見てても気にしないとか)
サミュエルはヤンデレと言うよりヤンデルですかね。
創刊を飾るにふさわしい、ソーニャらしい作品でした!