蒼磨奏『寡黙な騎士団長の淫靡な本能』
ティアラ文庫10月の新刊。
タイトルが気になりすぎて、予約購入してしまいました~笑
だって、寡黙な騎士がですよ!?
寡黙な騎士が、大好きな女の子前にして本能剥き出しに……ふわああああああ////
大興奮するじゃないですか!!!!
しかも溺愛とか!?
寡黙な騎士が溺愛とか!!!
チョー気になるじゃないですかッ!!!!!!!!!
あらすじ
国王から結婚を命じられ、侯爵令嬢のアイリーンは凄腕の騎士団長オルキスと結婚することになった。
アイリーンはオルキスと共に幸せな家庭を築きたいと夢を膨らませるが、
オルキスは、とてつもなく無愛想で、寡黙な男性。
彼が何を考えているのか分からず、アイリーンはなかなか意思疎通ができない。
そんな彼女は、結婚式前日、効能を知らずに「相手の心が読める」薬を飲んでしまう。
そして迎えた初夜。
アイリーンは寡黙な騎士の本音を聞いてしまう。
それは彼女を愛するが故の、獰猛な本能で――!?
感想、雑記
寡黙じゃな――い!!
心の中が聞こえたら、寡黙じゃな――い!!!
なるほど、だから「淫靡な本能」なんですね。
本の裏の作品紹介読むのってとっても大事ですね。
がっかりしながら読み進めたんですが……
なんだろう、すっごく……面白かったです…………
いえね、心の中が聞こえても聞こえなくても、オルキスさん寡黙じゃなかったんです。(自分比)
よくしゃべるし。えーってなりました。結構。
ぶっちゃけ、清廉潔白に見えて「むっつりな30のオッサン」の本性盗み見って話なんですが、それが、何でか楽しかった。
オルキスさん痛々しいな→やだ、このオジサン可愛い→可愛すぎィッ!!
って、変遷があったような気がします。
あと、ヒロインに好感持てました。
心が聞こえてしまうことに罪悪感を感じながらも、「ちょっとだけ」って薬を使用しちゃうところとか、共感しました。
分かる。
寡黙な人が普段どんなこと考えてるか知れるって貴重だし。
それが好きな人で、しかも自分に対して「愛してる」とか「美しい」とか思ってくれてるなら、なおさら聞きたくなりますよねー
最後は薬に頼らず、ちゃんとオルキスさんと意思疎通できるように努力してたし、そういうところも好感度高かったです。
あとあと、最後は逆にオルキスさんが薬を飲んでアイリーンの本音を知るんですが、
まー、ニヤニヤしましたね。
オルキスさんと一緒にニヤニヤしましたね。
とっても楽しかった一冊でした。
寡黙だと思って読むとちょっと肩空かし喰らいますが、
オジサンのむっつり本性盗み見ちゃお! って感じで読むとニヤニヤできます。
オススメのティーンズラブです。